どんな時にカウンセリングを受ければいい?
日々、カウンセリングを行っていると、時々、こんなことを言う相談者の方がいます。
「こんなことぐらいで相談に来ていいものか迷ったんですが・・・」
「どこに行けばいいのかわからなくて、とりあえず来ちゃったんです・・・」
「なんともお恥ずかしい話なんですが・・・」
「実は、人に言えた話しじゃないんですが・・・」
「こんなこと、人に話していいものかわからないんですが・・・」
このように、みなさん、それぞれが何らかの悩みや問題を抱えて来られるわけですが、そのこと自体が正しい行動だったのか確信が持てず、不安感をあらわしたり、申し訳なさそうにしたり、ひどく恐縮してしまったりすることがあるのです。
たしかに、病院などでも、ちょっと具合が悪いだけで受診することを躊躇ってしまう人もいます。
「ちょっと身体がだるいぐらいで病院に行くなんて・・・」
「ちょっと寒気がするくらいで・・・」
「ちょっと頭が痛いぐらいで・・・」
そんなふうに「ちょっと、ちょっと・・・」と考えて放置した結果、風邪をこじらせて肺炎になり、そして入院・・・、なんてことも実際にあり得ることです。
これは、身体の病気に限らず、心の病気も同じことです。ちょっとした不調を放置すると、後々、大変なことになりかねないのです。
しかし、冒頭で紹介した声のように、「こんなことぐらいで・・・」とか「どこに行けばいいかわからない・・・」と放置してしまう人も少なくありません。
たしかに、身体の不調であれば、「風邪かな?」と見当がついたりすることがありますし、そうなれば「病院(内科医院など)に行ったほうがいいのかな?」と行動を起こしやすいでしょう。
しかし、心の病気の場合は、そもそも自分に何が起きているのかわからないという人さえいるので、なおさら、どうすればいいかわからず、放置してしまう人が多いようなのです。
カウンセリングはいつでもOK!
では、どのような時にカウンセリングを受けたほうがいいのでしょうか?
そもそも「カウンセリング」とは、相談者(クライエント)の悩みや問題に対して、カウンセラーが心理学の専門家としての知識と技術によって心理的な援助を行なうことです。
そして、カウンセリングが必要なのはどんな時か?
実は、こうしたことはあまり難しく考えなくても大丈夫です。
自分の心の状態から考えて、「必要だ」と思うのなら、いつでもカウンセリングを受けて問題ないと思います。
また、自分から「受けたい」と思うのなら、なおさらOKです。
人は誰でも悩んだり、つらい思いを抱えたりすることがあるものです。
そんなとき、家族や友達など身近な人に相談したりするのが一般的です。
しかし、そのような相手が近くにいなかったりして、悩みやつらい思いを誰にも話せず、抱え込んでしまうことがあるかもしれません。
また、相談する相手がいたとしても、必ずしも「何でも話せる」とは限りません。親しい人ほど、かえって話しにくいということもあるからです。
そのため、表面的なことは話せても、本音の部分や核心部分といったところは話すことができず、いわば消化不良の状態になってしまうこともあるものです。
そのような状態を続けていると心が持ちこたえられなくなり、心身の不調となってあらわれることになってしまう恐れがあります。
そうなる前に、一人でいつまでも考え込んでいないで、軽い気持ちでカウンセリングを受ければいいのです。
うつ病サポート協会運営クローバーのカウンセリング
日本うつ病サポート協会運営のカウンセリングサロンクローバーでは、うつ病に特化したカウンセリング(うつ病相談)のほか、仕事や人間関係などの悩み全般に対応したカウンセリング(総合カウンセリング)を行っています。
前者はうつ病に関する相談に対応したものですが、後者はどんな悩みにも対応していますので、「こんなことぐらいで・・・」などと思わず、お気軽にご相談ください。