人間関係を避けて生きることはできない
「合わない人」や「苦手なタイプ」は大きなストレスになる
職場や学校、ご近所・地域社会など、あらゆる場面で避けることができないのが「人間関係」や「コミュニケーション」の問題です。
関わる相手は上司や同僚、友人・知人、お隣さん、ママ友など、実に多岐にわたります。
そのため、私たちは非常に多様な人々と関わりながら生きています。平たく言えば、好むと好まざるとに関わらず、いわゆる「いろんな人」と関わらなければならないということです。
こうなると、それぞれの相手に応じた接し方や、その場に応じたコミュニケーションのとり方が求められることになります。
これは、非常に大きなストレスになるものです。たとえ、相手が気が合う友人だったとしても、知らず知らずのうちに気を遣ってしまったり、遠慮してしまったりして、神経を擦り減らしてしまうこともあります。
ましてや、相手が自分と「合わない人」だったり、「苦手なタイプ」だったりすると、そこで生じるストレスは一気に倍増し、心身を疲弊させる原因になります。
特に、「合わない人」「苦手なタイプ」といった大きなストレスになる人が職場や学校など、毎日のように行かなければならない場所に存在すると、その人に会いたくないと思うだけではなく、その人がいる環境、つまり、職場や学校などに行きたくないという気持ちが芽生えるのは当然のことです。
その状態が継続することで、「行きたくない」から「行くのがつらい」へと変化し、心身にも不調が生じ始め、遅刻するようになったり、休みがちになったりします。
カウンセリングの中でも、「会社に行きたくない」「学校に行きたくない」と思うようになり、「人間関係を改善したい」「人付き合いが上手になりたい」、あるいは「苦手な人ととの関わり方を知りたい」といった声が多く聞かれます。
もちろんこうした相談は、職場や学校における人間関係だけではなく、友人・知人、お隣さん、ママ友なども含む、あらゆる人間関係についても同様のことが言えます。
また、一口に「人間関係の悩み」と言っても、実に多種多様で、「親密な関係が作れない」「まわりから浮いてしまう」「大勢の中にいるのが苦手」「自分が悪いと思ってしまう」「孤立感・疎外感を感じる」「人と自分を比べてしまう」「人を信じられない」「嫌なことでも我慢してしまう」といった悩みを抱えて相談に来る人も少なくありません。
人間関係の悩みで「うつ病」にならないために
人間関係についての相談があった場合は、まず、あなたが置かれている状況(環境)がどのようなものかを把握し、その中でどのようなことがストレスになっているのかを明らかにしていきます。
そのうえで、ストレスとの向き合い方や上手な付き合い方を考えていきます。
これは、必ずしも「苦手な人とうまくやっていく方法を身につける」ということではありません。
ストレスからは「離れる」「距離を置く」ということも大事なので、それができるのなら、そのための方法を考えていくということも含まれます。
苦手な人がいることで悩みを抱えて、心身に不調が生じているのに、我慢してその人と関わり続けると、睡眠障害や食欲不振といった症状があらわれることが多くあります。
この状態がさらに続けば、うつ病に進展してしまう恐れがあるので、早めに対策を講じる必要があります。
「こんなことぐらいで・・・」とためらわないで
人間関係で悩み、「つらい」と感じるようになったら、まずはカウンセリングを受けて、その思いをカウンセラーに遠慮なく話してください。
「こんなことぐらいで・・・」とためらう人もいますが、人間関係の悩みは決して軽いものではありません。
しかし、「自分一人ではどうすればいいのかわからない」と言う人が多いように、なかなか自分だけでは解決策を見つけるのは難しいものです。
それは、あなたの心が悩みに支配されてしまい、心に余裕がなくなり、視野が狭くなってしまっているからでもあります。
カウンセラーに悩みを吐き出して心を軽くして心に余裕を作ると同時に、頭の中を整理することで、おのずと答えが見えてくることも少なくありません。
もちろん、カウンセラーと一緒に考え、あなたが抱えている人間関係の悩みへの向き合い方や具体的な解決策だけではなく、この先、人間関係で悩んだ時の対処法、悩まずに済む考え方を見出していきます。
あなたも人間関係で悩んだら、一人で抱え込まずにカウンセリングを受けることを検討してみてください。
【時間・料金】
・60分コース 5,500円(税込)
※相談者が複数名の場合は、上記料金+1名3,300円(税込)でご同席・ご相談が可能です。
・90分コース 6,600円(税込)
※相談者が複数名の場合は、上記料金+1名3,960円(税込)でご同席・ご相談が可能です。
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