人間関係の中でもっとも厄介なのが「家族関係」
やり過ごしたり距離を置くのが難しい
両親や子供、夫や妻といった家族との関係で悩みを抱えて相談に来る人が少なくありません。
会社や学校での人間関係の問題であれば、とりあえずその場をやり過ごすということが可能です。
また、その環境(会社や学校)から離れることで、上司や同僚などの「合わない人」や「苦手な人」と距離を置くことができ、たとえ一時的にであってもストレスから解放されることができます。
しかし、もっとも身近な存在であり、誰よりも深い仲にある家族が相手となると、そう簡単にはいきません。
同居している場合だけではなく、離れて暮らしている場合であっても、その場をやり過ごしたり、うまい具合に距離を置いたりすることが難しくなります。
そのため、さまざまな人間関係の問題の中でも、もっとも厄介なのが、両親や子供、夫や妻といった「家族」との間での問題と言えるのです。
特に、同居している親や子供、配偶者との間で何らかの問題が生じると、逃げ場がなくなり、毎日、ストレスにさらされ続けることになってしまいます。
これでは、穏やかに生活することができなくなり、心の安定・精神的な安全を得ることができなくなり、常に不穏な心持ちで過ごさなければならなくなってしまいます。
本来であれば、どこよりも「落ち着ける場所」「安心できる場所」でなければならない家庭が、家族関係の問題によって、「落ち着かない場所」「居心地の悪い場所」になってしまうわけです。
家族関係の問題はこうした親子・夫婦の問題だけではなく、兄弟姉妹、親類縁者まで含めると、さらに増大します。
また、昔から存在する「嫁姑問題」や「親の不仲・離婚」といったものから、近年、増加傾向にある「介護」に関する問題や、子供の不登校まで、その性質は多種多様です。
「夫婦」はもともと他人
家族関係の問題に関する相談でもっとも多いのは、やはり「夫婦関係」についてでしょうか。
具体的には、子育てに関する考え方の違いに代表される「価値観の相違」や、金銭感覚の違い、夫(妻)のDV・モラハラ、配偶者の「不貞」、セックスレスなどです。
あるいは、「会話がない」「話が合わない」「夫(妻)がいつもイライラしている」「すぐカッとなる」「夫(妻)の顔色をうかがってしまう」「一人の時間が取れない」といった声も多く聞かれます。
夫婦はもともとは他人であり、育った環境がまったく異なるため、ちょっとした生活習慣から価値観に至るまで、あらゆる面で大なり小なり「違い」があるのは言うまでもありません。
だからこそ、その「違い」を尊重したり、擦り合せを行ったりしていくことが求められます。もちろん、それがどうしても難しい場合は、最終的には「離れる」という方法が望ましいケースもあります。
こうしたことは、ほかの家族関係の問題の場合にも同じことが言えます。
カウンセリングでは、あなたが家庭の中でどのような状況に置かれているのか、そして、あなた自身がとのような状態に陥っているのかを客観的な視点から分析します。
そのうえで、「問題」となっている家族との関わり方や折り合いの付け方、関係改善のための具体的な方策を探るだけではなく、抱え込んでしまったストレスの上手な発散法などを考えていきます。
【時間・料金】
・60分コース 5,500円(税込)
※相談者が複数名の場合は、上記料金+1名3,300円(税込)でご同席・ご相談が可能です。
・90分コース 6,600円(税込)
※相談者が複数名の場合は、上記料金+1名3,960円(税込)でご同席・ご相談が可能です。
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